2025.02.28
AFTER CARE
「スロウスタッフの偏愛日誌」Vol.12
こんにちは。
新宿店スタッフの
板橋と申します。

今回の偏愛日誌では、
僕が乗り続けているバイクを
ご紹介したいと思います。
両親がバイク好きの趣味を
通して知り合い
結婚したこともあって、
幼いころから
バイクは身近なものでした。

YAMAHA:SR400
1994年式
僕が4歳の時に
生産されたバイクです。
このSRは
「Single Road Sports」。
単気筒シングルビックエンジン
というもので
本来は名前の通り、
オンロードを走る
スポーツ系の
バイクです。
シンプルな機構の
エンジンとフレームで構成された
車両はカスタムがしやすく、
どの様な形にも
化けるバイクです。

そして、キックスターターのみの
エンジン始動。
シンプルな構造の為
手でエンジンを掛けるのではなく
アナログな始動方法が
採用されています。
乗る前の意気込みを掛けて
キック始動するのが
好きです。
そんな中でも、
不動のパーツがあります。
それはバイクの
心臓であるエンジン。
一番惹かれたのは
エンジンに繋がる
キャブレター。
このキャブレターでは、
空冷エンジンを採用している為、
冷却装置などの余分なものがなく
丸みのある流線的な形が特徴です。


上写真がキャブレターというもので
人間で言う所の
口と肺に当たる部分です。
キャブレターの特性により
エンジン性能を
どう発揮できるかが
変わってきます。
”レーシングキャブレター”
というモノで、
様々な種類がある中で、
一番クラシックで
見た目・性能としても
手が掛かるところが
お気に入りです。

ヴィンテージの
ナンバープレートを
加工したスイッチカバーも
拘りのポイント。
電装系も全て自分で直したり
調整、加工もします。
配線の引き直しなども
図面を見ながら
あーだこーだ考えるのが
また楽しいところ。

このガソリンタンクも
自ら塗装。
好きな「青色」と
「ヴィンテージ」をモチーフに
想像を膨らませながら
ペイントしました。
お気に入りのパーツです。
バイクをカスタムする上で
一番面白いと感じるのが
パーツが同じでも、作る人
組み合わせ・好み・癖次第で
全く違う形になる所。
モノ作りって、
同じ様に見えても
それぞれ個性が
出るものですよね。

写真で着用している
レザージャケットは
スロウのもの。
防風対策に
うってつけなので
バイク旅のお供に
よく着用しています。
休日はそんな装いで
バイク一人旅やキャンプなど
自然に触れあいに行き
年に数回は
愛媛や大阪に旅に出かけます。
そんな時は
高速道路は使わず
下道を走るんですが、
東京から大阪までの
道のりは約19時間。
時間に縛られない
バイクでの旅は
気持ちの赴くまま
動くことを
大切にしています。
道中いい場所を
見つけては、その場の
エネルギーを感じて
元気をもらっています。

古くなったバイクは
トラブルもありますが
都度自分で
修理を行いながら
出逢って
早10年程たちました。
やはり愛着が
湧いてきますよね。
モノは愛用した分だけ
思い出が染みになり
写真みたいに残る。
バイク・革製品も
モノを大切にする心を
忘れずに使い続ける。
モノ作りへの拘りと同じように、
大切に扱うことは
僕にとっての大切な考え方です。
これからも皆様とともに
愛用品の良さを
分かち合えたら
とても嬉しいです。
是非店頭でお話ししましょう。
それではこの辺で。
Have a nice day!