CLOTHING-“CHAMBRAY„

SLOW CLOTHINGから新作のシャンブレー素材を使用したジャケット2型のご紹介です。
シャンブレーの起源は、フランス北部の「カンブレー（Cambray）」の英訳。
縦糸に色糸を使い、横糸にさらし糸と呼ばれる白糸を使って平織りした生地のことを言います。
出自がワークウェアという事もあり、丈夫で使い込んでいくごとの風合いを楽しめます。
当時は”軽くて通気性の良い生地”であるため、様々なライフスタイル用品に適用され
ベッドカバーやハンカチ・下着などにも使用するようになったようです。

1900年当時のアメリカ軍のミリタリーウェアとして採用されその後
幾度服装規則が変化してきましたが、1940年代に本格的に軍のユニフォームとして着用されるようになり
丈夫な作業服としてアメリカ全土に広まったようです。
ワークウェアとしての着用が一般的であったシャンブレーのシャツが
シティウェアとして取り入れられるようになったのは、1960年後半。
当時、ベトナム戦争が泥沼化する中、愛と平和を訴える若者たちの間で
ワークシャツに花やピースマークなどのモチーフの刺繍を施したリメイクが流行しました。
それによって、シャンブレーを含めた多くのワークウェアがファッションとして着用されるようになったのです。

現代のファッションではシャンブレー生地＝シャツと連想されがちですが
SLOW CLOTHINGではお馴染みのGジャン型・ジャングルファティーグジャケット型にシャンブレー生地を組み合わせました。
流れる時代にも色あせる事なく、汎用性の高いウェアとして、自身のスタンダードアイテムに取り入れてみてはいかがでしょうか。