2020.10.05
you tube saddle pull up -long wallet-
長いスパンでエイジングを楽しむレザー
1873年に創業したベルギーのタンナー(マシュア社)でベジタブルタンニン鞣しに
て仕上げられる強固な革で、ベルギーはヨーロッパの中でも古く皮革文化の歴史
も長く、鞣しに関しても長い歴史と伝統に育まれた技術を持っています。
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サドルとは、馬の鞍を指し、元々は馬具等を作るときに使用されていた為、
この名前が付いたと言われています。
プルアップとは、皮革を折り曲げたり、引っ張ったりした時にオイルが繊維内を
移動して表面の色が変わる「プルアップ効果」が名前の由来です。
この革は、ブライドルレザー同様傷などはつくものの、堅牢度・耐久性に
非常に優れており、尚且つ通常の皮革よりもオイル分を多く含ませている為、
柔軟性にも富んでいます。普通はオイルを沢山染み込ませると
柔らかくなるものですが、サドルプルアップのユニークな所は
逆に硬いという点です。
Saddle pull upシリーズは大阪南堀江にあるSLOW FACTORYにて
生産されています。 熟練の職人によって最終仕上げまで徹底的に
こだわって作られています。特にコバの処理、仕上げは大変手間のかかる
行程を経ています。 手間がかかりすぎて、なかなか割に合わない
ことではありますがSLOW自社工房だからこそできる商品と
言ってもよいでしょう。
革本来の表情を活かし、自然な風合いを残し、透明感のある光沢は
使い込むことで更に増し、徐々に馴染み色味も深まり独自の
経年変化を楽しんで頂けます。